寄付金募集
紀伊半島南部に多発する神経難病に関する研究助成のお願い
謹啓 時下、益々のご清栄の段、心よりお慶び申し上げます。
筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン認知症複合(紀伊ALS/PDC)は、紀伊半島南部一帯に多発地がある神経難病で、有病率は類似疾患の全国平均の数百倍にものぼります。紀伊ALS/PDC は、筋萎縮症、パーキンソン症状、認知症を複合して発病する疾患で、50歳代から60歳代に発症し、数年から10年程度で、寝たきり、死亡に至るため、患者および家族の生活に多大な影響を及ぼします。これまで、50年以上におよぶ先達および我々の臨床研究により、次第にその実態があきらかとなってきております。
私こと、小久保康昌は、これまで三重大学医学部神経内科学講座において20年に亘って紀伊ALS/PDC 研究に携わり、地域病院におきましても、平成10年から常勤もしくは非常勤医師として、診療、研究に携わって参りました。この間、厚生労働省 難治性疾患等克服研究事業 三重県南部に多発する家族性認知症-パーキンソン症候群 発症因子の探索と治療介入研究班の主任研究員および神経変性疾患調査研究班の分担研究員として、全国規模で研究を推進するとともに、海外の研究者とも共同研究を進めて参りました。特に、近年神経難病の病態解明や治療法開発に有力な手法として注目されております、iPS 細胞研究についても、平成25年度から文部科学省と厚生労働省の協働による「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」の協力研究班として、参画することが決定しております。
この度、小久保は、平成25年度から、三重大学地域イノベーション学研究科に異動し、紀伊ALS/PDC研究に専念いたすこととなりました。紀伊ALS/PDC の発症要因、病態解明はもとより、治療法の開発および発症予防法の確立により、地域の患者と家族の生活の質の向上を目指して研究を推進する所存であります。
地域イノベーション学研究科における運営費(レンタルラボ費用、光熱水道費、通信費等)は、上記の科学研究費補助金では支出ができないという制限があるために、ご支援を是非ともお願いいたします。
つきましては、本研究の趣旨にご賛同いただき、是非とも研究遂行のため格別のご高配を賜りたくお願い申し上げます。
末筆ながら貴殿のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹白
平成25年10月吉日
三重大学地域イノベーション学研究科 招聘教授 小久保康昌
寄付金募集要項
1.研究の名称:紀伊半島南部に多発する神経難病研究
2.募集責任者:三重大学地域イノベーション学研究科 小久保康昌
3.募集の目的: 紀伊半島南部に多発する神経難病(筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン認知症複合:紀伊ALS/PDC)の発症要因、病態解明、治療法の開発および発症予防法の確立により、地域の患者と家族の生活の質の向上を目指して研究を推進する。
4. 募金宛先: 三重大学地域イノベーション学研究科 招聘教授 小久保康昌
5. 募金額:平成25年度より 1口 1万円
6. 支出内訳:レンタルラボ費用、光熱水道費、通信費等、事務補佐員給与等
7. 問い合わせ先: 〒514-8507 三重県津市栗真町屋町 1577
三重大学大学院地域イノベーション学研究科 紀伊難病研究センター TEL:059-231-5117
8.寄付申込書の送付先と寄付金の納入先: 三重大学 (必要書類等は、追ってご連絡致します)
9.税の控除について
国立大学法人への寄附は、法人税法、所得税法による税制上の優遇措置が受けられます。
(1)寄附者が法人の場合、指定寄附金に該当することから、寄附金の全額を損金に算入することが出来ます。
(2)寄附者が個人の場合、指定寄附金に該当することから、総所得金額から寄附金控除の適用が受けられ税金の対象となる額が軽減できます。
詳細は、三重大学ホームページ http://www.crc.mie-u.ac.jp/kenkyu/html/page_a-4.html をご参照ください。
寄付者ご芳名
ご寄付をいただいた方のご芳名を掲載させていただきます(希望されない方を除く)。
2015年3月29日現在
・ 原則として50音順で掲載させていただきます(敬称略)。
・ 旧漢字につきましては、表示が困難な場合、常用漢字に置き換えさせていただきますので、ご了承願います。
1.小久保康昌 300000円
2.小久保康昌 200000円
3.匿名希望 100000円